トレモロ
マリンバには。左右を連打して音を持続するトレモロ(ロール)という奏法があります。
トレモロは力んでしまうと、同じ鍵盤を連打するわけですから、音が固くなったり、うまく響いてくれなくなります。
そして、左右の音に差があると、またびっこひいたみたいになります。
身体から水が流れるように、それが鍵盤に伝わり力まず、自然な音が出せるようになり、ゆっくりと片手ずつ練習します。ゆっくり打っているその手の軌道が自然に、そしてスムーズになり、だんだんと慣れていく・・・・マリンバの響きを聴きながら音階をする・・・・・呼吸も忘れず・・・・
そのようにマリンバを触れ合う中で、特にトレモロの練習をしなくても、生徒さんは感覚をつかんでいました。
マリンバのトレモロは、ただ音の持続のためでなく、トレモロの演奏の仕方で音楽の印象はずいぶん変わります。
例えばトレモロをするスピードなど。
響きの調節もするので、しっかり耳をつかい、心に響く音、身体に沁みる音を出したいと思います。